彼が押し売り屋になった話【2 ラスト】

元カレ漫画

彼の仕事を頼まれることが多くなってたある日、彼がヒマ子に「いつものお礼」とプレゼントを買ってきた話。

ラストです。

▼下記タグでまとめます。
彼が押し売り屋になった話

漫画:2話目

彼なりの冗談なのか?
靴墨はヒマ子がポチりました。
ヒマ子
ヒマ子

友人のお子の話聞いて共感できたけど…彼は大人なんだよな〜

あとがき

ヒマ子の主張はこう。

ヒマ子
ヒマ子

君からのプレゼントはとっても嬉しい!ありがとう!

けれど、革の塗り直しはしなくていいと思ってる。

君がしたいなら好きにしていいよ。

ただし、靴墨も君が自分で買ってね。

彼の主張はこう。

彼

革の塗り直しはした方が絶対いい。

お店に出すとお金かかるけど、俺なら自分でできるから!

靴墨でいいんだよ。

塗り直すための靴墨はヒマ子が買って。

だってヒマ子のジャケットじゃん!

私は塗り直さなくていいと思っている旨を伝えても、食いついてくる彼。
マジなんで?!

だったら…と。

君が塗り直したいなら自由にしていいと申しました。
その代わり、靴墨とか必要なものは自分で用意してくれと。
良いんだよ、君の好きなようにしていいから!

それでも彼は折れません。

彼

だってヒマ子のジャケットじゃん?

…たしかにね?
たしかに、君が今プレゼントしてくれて、私のモノになったのかもしれないんだけど…
だったら持ち主の言い分通してくれよ?!って思ったよね。

自由にしていいって言ってんのに、「靴墨買って!」ってすげ〜食いついてくるし、私の主張とすれ違うしで、わけわかんなくなりました。

彼との会話は平行線。
なぜ交わらないのかが不思議でならなかった。

ラチあかねえ!となったヒマ子。

折れました。

彼が「買ってくれ」と調べていた靴墨が1,000円しなかったので、彼との意味不明なやりとりを1,000円で終わらせることができるならまあいいか…と。
ポチっちゃった〜!

彼から私へのプレゼントは「彼が楽しむためのもの」だったんだな〜と思いました。

彼は古着屋で質の良いものを発掘するのが大好きなんだよ。
つまり、宝探しが好き。
きっとこのレザージャケットを探すのも楽しかったんだろうな〜。
そして、これから革の塗り直しもできる。
楽しそうで何よりですわ〜〜〜〜…

私へのお礼を隠れ蓑にして、ばっちり自分も楽しんだんだろう…と思うと、彼からのプレゼントを純粋に喜んだ気持ちもどっかいきました。

後日この件を友人に話したところ「うちの子と一緒だ!」と。

友人は言います。
「うちの子もさ、スーパーで自分が欲しいお菓子があると”これママに買ってあげるね!”とか言って持ってくるよw 私に時間がない時で、安いものなら買っちゃう。それでグズられるのが嫌な私のために買うw 彼の行動、それと一緒じゃない?www」

一緒だぁぁぁ!!!!

友人の子は当時2歳だったので、この話を聞いた時に友人と2人で「もうそんな言い回しができるんだね!」とか「子どもらしくていいねw」とか微笑ましく話していたんだけど…

彼、やってることが2歳児と同レベルじゃねーか www

靴墨買って〜ってやりとりの時、彼は始終笑顔だった。
彼なりの冗談だったのかもしれないし、友人の子同様、自分の要求をスムーズに受け入れてもらうために和やかな雰囲気にしていただけなのかもしれない。
彼なりの冗談かもしれないと思って、最初は軽く楽しく対応していたけど、彼全然折れないし。

私はこの買い物は「彼が自分の欲求を満たすためもの」だったと思っています。

「ヒマ子のため」に隠れて、自分の欲求を満たしていたんだな〜と。

彼の仕事を手伝っている私へのお礼の気持ちも、もちろんあったのかもしれないけど、自分の欲求満たす方が上回っていた感じ。

友人の子はリアル2歳児だから、自分の主観で動き、自分の欲求を満たそうと知恵を絞ったやりとりは微笑ましくもある。
一方、彼はいい大人だから、やってることは友人の子(2歳)と同じなのだけど、人生の経験値も高い分、大変巧妙だなと思ったよw 頭のいい2歳児って感じ。
(あくまでも私の感じ方です!)

ヒマ子
ヒマ子

マジで「俺」が強い!!

彼がこういった理由で買い物する件は、私の中に不信感として募り、後日彼と揉めるタネとなりました。
それはまた後ほど描きます。

私は彼と生きていこうと思っていたし、彼の荷物も私の荷物も、彼と共に背負っていきたいと思っていたけど、彼の躾?再教育?まで担うつもりはなかったよ。
大人なんだからそこは自分でやって。って感じでした。
だから彼の面倒を見るつもりもなかった。
共同生活の中で致し方ない部分はお互いにあったと思うけど、私は彼との付き合いの最後まで、この考え方は曲げませんでした。

このお話はこれでおしまいです。
ここまで読んでいただきありがとうございました。

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